味噌汁を作れない妻、飲んだことのない夫

味噌汁を作っても「何か違うんだよなぁ」と言われ続け、面倒臭くなって即席の味噌汁を出したら「コレだよ!お母さんの味!!」と言った夫。

以前にこの話をすると驚かれましたが、最近では味噌汁を作れない人が増えています。

子宮内フローラ

腸内フローラ(腸内環境)という言葉を聞いたことがあるかと思います。

味噌、糠漬け、キムチ、チーズ、ヨーグルトなど発酵食品と野菜や海藻の食物繊維が善玉菌を増やしてくれます。

最近では無菌と思われていた子宮内にも乳酸菌がいることがわかっています。

子宮内フローラの検査で善玉菌が少なく悪玉菌の割合が多い人の原因として生活習慣があげられます。

不妊症の共通習慣

当院に不妊症で来院される8割以上の人は食事に原因があり、ほとんどの人が味噌汁を飲む習慣がありません。

そして味噌汁を飲まない人ほど食生活のバランスが偏っています。

逆に便秘なのにヨーグルトを毎日食べている人が多いです。

ヨーグルトも発酵食品ですが、乳製品にはカゼインが含まれます。

カゼインを過剰に摂取することで腸の粘膜に傷をつけ炎症を起こすことがあります。

継続して摂取し続けることでリーキーガット症候群(腸管壁浸漏症候群)になってしまい、腸内環境を悪化させることがあります。

発酵食品

味噌汁を飲んでいる人を調べてみると約3割の人は即席味噌汁を飲んでいます。

もしかすると、あなたの夫も即席味噌汁をお母さんの味と勘違いしている可能性もあります。

本物の味噌は発酵食品なので容器に空気口が付いています。

また裏のラベルの原材料を確認して選んで購入して下さい。

気をつける原材料

  • 遺伝子組み換え大豆
  • 農薬
  • 酒精
  • 調味料(アミノ酸等)
  • 還元水飴

栄養の多様性

味噌汁に複数の具を入れれば沢山の栄養を摂取することが出来ます。

野菜(ビタミン)、海藻(葉酸)、豆腐(タンパク質)など妊活には欠かせない栄養素ばかりです。

また暖かい味噌汁は冷え性の人にもお勧めです。

生姜やニンニクを入れるなど工夫してみて下さい。