妊活を始めたばかりの方も、ステップアップを検討中の方も、最初に取り組んでほしいのが自分の体のリズムを知ることです。
「排卵日はアプリまかせ」「基礎体温を測っているけれどグラフの意味が分からない」——そんな状態では、せっかくの努力が空回りしてしまうかもしれません。
目次
目次
- 体を知ることが妊活成功に直結する理由
- 基礎体温で“排卵日”と“黄体機能”をチェック
- ホルモン検査&自律神経バランスのセルフチェック
- 体組成・血流・冷え性の“見える化”
- 今日からできる具体的アクション
- よくある質問
1. 体を知ることが妊活成功に直結する理由
① タイミング精度の向上
自分の排卵パターンを把握することで、タイミング法・人工授精の成功率がアップ。
② 早期の課題発見
黄体機能不全・高プロラクチン血症など、グラフの乱れで医療機関受診の目安が分かります。
③ モチベーション維持
毎日の変化が見えると努力が数字に表れ、パートナーと妊活を共有しやすくなります。
2. 基礎体温で“排卵日”と“黄体機能”をチェック
■ 2 相性グラフを描く 3 つのコツ
- 毎朝 起床直後、同じ時間に舌下で測定
- 測定値は アプリ+紙のグラフでダブル管理
- 37℃前後の 高温期が 12〜14 日持続するか確認
もし高温期が 10 日未満なら、黄体機能不全の可能性も。早めに専門家へ相談しましょう。
3. ホルモン検査&自律神経バランスのセルフチェック
ホルモン検査(Day3・排卵前後・Day21)でわかること
検査項目 | 理想値の目安 | チェックポイント |
---|---|---|
FSH | <10 mIU/mL | 高いと卵巣年齢が高め |
LH | FSH と同程度 | 高すぎると PCOS 疑い |
E2 | <50 pg/mL | 高すぎると卵巣刺激中 |
プロゲステロン | >10 ng/mL | 黄体機能の指標 |
自律神経セルフチェック 5 項目
- 寝つきが悪い・途中で起きる
- 手足が冷える・むくむ
- 肩こり・腰痛が慢性的
- 気圧変化で頭痛
- 情緒不安定・イライラ
3 つ以上該当したら、副交感神経を高めるストレッチや鍼灸がおすすめです。
4. 体組成・血流・冷え性の“見える化”
■ インボディ測定で“痩せすぎ”&“脂肪過多”を調整
BMI 19〜23、体脂肪率 20〜28% が妊活ベストゾーン。
■ サーモグラフィ/毛細血管スコープ
末端冷え性や血流不足は着床環境に影響。鍼灸で骨盤内血流を改善しましょう。
5. 今日からできる具体的アクション
- 基礎体温計を買い替える
小数点第 2 位まで測れる婦人体温計を選ぶ - 朝 5 分の瞑想
副交感神経スイッチオンでホルモンバランスを整える - 夕食はたんぱく質+鉄分
卵・赤身肉・大豆でエストロゲン原料を補給 - 週 1 回の鍼灸
血流&自律神経をリセットし高温期を安定
よくある質問
Q. 基礎体温がガタガタでも妊娠できますか?
A. 排卵や黄体機能に課題が隠れていることが多いので、医療機関や鍼灸で原因を探ることをおすすめします。
Q. 体温測定をやめるとストレスが減ると聞きましたが?
A. 精神的に負担なら一時的に休むのも手です。ただし“見える化”が問題解決のヒントになるため、客観データは残しましょう。