妊活を始めたばかりの方も、ステップアップを検討中の方も、最初に取り組んでほしいのが自分の体のリズムを知ることです。
「排卵日はアプリまかせ」「基礎体温を測っているけれどグラフの意味が分からない」——そんな状態では、せっかくの努力が空回りしてしまうかもしれません。

目次

  1. 体を知ることが妊活成功に直結する理由
  2. 基礎体温で“排卵日”と“黄体機能”をチェック
  3. ホルモン検査&自律神経バランスのセルフチェック
  4. 体組成・血流・冷え性の“見える化”
  5. 今日からできる具体的アクション
  6. よくある質問

1. 体を知ることが妊活成功に直結する理由

① タイミング精度の向上
自分の排卵パターンを把握することで、タイミング法・人工授精の成功率がアップ。

② 早期の課題発見
黄体機能不全・高プロラクチン血症など、グラフの乱れで医療機関受診の目安が分かります。

③ モチベーション維持
毎日の変化が見えると努力が数字に表れ、パートナーと妊活を共有しやすくなります。

2. 基礎体温で“排卵日”と“黄体機能”をチェック

■ 2 相性グラフを描く 3 つのコツ

  • 毎朝 起床直後、同じ時間に舌下で測定
  • 測定値は アプリ+紙のグラフでダブル管理
  • 37℃前後の 高温期が 12〜14 日持続するか確認

もし高温期が 10 日未満なら、黄体機能不全の可能性も。早めに専門家へ相談しましょう。

3. ホルモン検査&自律神経バランスのセルフチェック

ホルモン検査(Day3・排卵前後・Day21)でわかること

検査項目 理想値の目安 チェックポイント
FSH <10 mIU/mL 高いと卵巣年齢が高め
LH FSH と同程度 高すぎると PCOS 疑い
E2 <50 pg/mL 高すぎると卵巣刺激中
プロゲステロン >10 ng/mL 黄体機能の指標

自律神経セルフチェック 5 項目

  1. 寝つきが悪い・途中で起きる
  2. 手足が冷える・むくむ
  3. 肩こり・腰痛が慢性的
  4. 気圧変化で頭痛
  5. 情緒不安定・イライラ

3 つ以上該当したら、副交感神経を高めるストレッチや鍼灸がおすすめです。

4. 体組成・血流・冷え性の“見える化”

■ インボディ測定で“痩せすぎ”&“脂肪過多”を調整

BMI 19〜23、体脂肪率 20〜28% が妊活ベストゾーン。

■ サーモグラフィ/毛細血管スコープ

末端冷え性や血流不足は着床環境に影響。鍼灸で骨盤内血流を改善しましょう。

5. 今日からできる具体的アクション

  • 基礎体温計を買い替える
    小数点第 2 位まで測れる婦人体温計を選ぶ
  • 朝 5 分の瞑想
    副交感神経スイッチオンでホルモンバランスを整える
  • 夕食はたんぱく質+鉄分
    卵・赤身肉・大豆でエストロゲン原料を補給
  • 週 1 回の鍼灸
    血流&自律神経をリセットし高温期を安定

よくある質問

Q. 基礎体温がガタガタでも妊娠できますか?

A. 排卵や黄体機能に課題が隠れていることが多いので、医療機関や鍼灸で原因を探ることをおすすめします。

Q. 体温測定をやめるとストレスが減ると聞きましたが?

A. 精神的に負担なら一時的に休むのも手です。ただし“見える化”が問題解決のヒントになるため、客観データは残しましょう。


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