体外受精に失敗──諦める前に“身体づくり”を見直しませんか?
「採卵も移植もがんばったのに妊娠判定は陰性。
凍結受精卵も残っていない。もう諦めるしかないの?」
—そんな思いを抱えていませんか?
確かに心が折れそうになる瞬間ですが、次の採卵に向けて体質を整え、卵巣と子宮の環境を底上げできれば、チャンスは再び訪れます。そのサポートの一つが鍼灸治療です。
なぜ鍼灸が妊活リスタートに役立つのか
1. 卵巣・子宮への血流を促進
- 骨盤内の血流を改善し、卵胞への酸素と栄養供給をサポート
- 子宮内膜の厚みや質の向上が期待できる
2. ホルモンバランスと自律神経の調整
- 視床下部‐下垂体‐卵巣系(HPO軸)に働きかけ、
FSH・LHなどのホルモン分泌をサポート - 睡眠リズムを整え、深い眠りで成長ホルモン分泌を促進
3. ストレス軽減で採卵・移植の成功率アップ
- エンドルフィン分泌を高め、コルチゾール(ストレスホルモン)を抑制
- 「次こそ失敗したらどうしよう」という不安を和らげる
ポイント:卵子の成長サイクルは約90〜120日。
採卵の3か月前から鍼灸+生活習慣改善を始めると効果的です。
鍼灸治療はこう進める
施術ペース
- 卵胞期(生理後〜排卵):週1回
- 黄体期(排卵〜生理前):週1回
- 採卵直前:採卵3日前・当日朝の計2回が理想
よく用いるツボ
- 関元(かんげん):子宮の血流促進
- 三陰交(さんいんこう):ホルモン調整
- 肝兪(かんゆ):ストレス緩和・気の巡り改善
※ツボ刺激は個々の体質によって変わります。専門家にご相談ください。
鍼灸+αで取り組みたい“卵質改善”習慣
- 抗酸化栄養素:ビタミンC・E、アスタキサンチンを摂取
- 血糖コントロール:低GIの主食、間食はナッツやフルーツ
- 適度な運動:ウォーキング30分&筋トレ10分でミトコンドリア活性
- 睡眠:23時半までの就寝で成長ホルモン分泌を最大化
患者さまの声(一例)
「流産を2回経験。鍼灸を始めて3か月後の採卵では9個、受精したのも9個、胚盤胞が9個も凍結できました!」(35歳・サービス業)
※効果には個人差があります。医療的根拠の蓄積は進んでいるものの、まだ研究途中である点をご理解ください。
本記事は一般的な情報提供を目的としています。
治療計画は必ず主治医や鍼灸師と相談のうえ決定してください。