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なぜ姿勢が腰痛を引き起こすのか
腰痛の約85%はレントゲンやMRIで明確な異常が見つからないとされています。
その多くが日常の姿勢やクセによって筋肉や靭帯に負担がかかり続ける
“非特異的腰痛”です。
つまり、姿勢を見直すことで腰痛の大部分は予防・改善が可能なのです。
腰痛を招く5つの悪いクセ
- スマホ首 ― 顔が前に突き出し、背中が丸まる
- 脚を組む座り方 ― 体がねじれ骨盤が傾く
- “片足重心”の立位 ― 片側の腰方形筋に負担集中
- “猫背+反り腰”の二重苦 ― 胸椎が丸まり腰椎が反る
- 長時間のソファ沈み込み ― 骨盤後傾で椎間板圧迫
姿勢と腰への負担メカニズム
不良姿勢により腰椎前弯(反り)が過剰または消失すると、椎間板の内圧が上がり
〈線維輪の微小損傷 ⇒ 周辺筋の防御収縮 ⇒ 血流低下〉という
痛みスパイラルが発生します。
1分でできるセルフチェック
- 壁にかかと・お尻・背中・頭をつけ、腰に手のひら1枚分の隙間があるか
- 鏡の前で肩の高さ・骨盤の傾きが左右対称か
- 歩行時に“片足だけ”靴底の外側が極端に減っていないか
今日からできる改善エクササイズ
1. 骨盤前傾ストレッチ(30秒×左右)
ランジ姿勢で後脚の腸腰筋を伸ばし骨盤をニュートラルへ。
2. ドローイン(10秒×10回)
仰向けでお腹を凹ませながら呼吸し、腹横筋でコルセット効果。
3. 胸椎エクステンション(10回)
フォームローラーを肩甲骨下に当て背中を反らせ猫背改善。
鍼灸で姿勢と腰痛を同時ケア
鍼灸は痛み抑制物質(βエンドルフィン)を誘導しながら
深層筋の血流を改善し、姿勢保持筋の
バランスを整えます。
さらに微細な鍼刺激は脊髄反射を介して筋緊張をリセットし、
正しい姿勢が取りやすい身体環境を作ります。
よくある質問
- Q. 痛み止めだけではダメ?
- A. 痛み止めは一時的対症であり、姿勢改善が根本解決になります。
- Q. デスクワークでもできる対策は?
- A. 30分ごとに立ち上がり、背伸びと股関節回しを習慣化しましょう。
- Q. 鍼は怖いけど受けたほうがいい?
- A. 髪の毛ほどの細さで痛みは最小限。苦手な方は温灸のみでもOKです。
まとめ
“腰痛を招くクセ”は気づけば今日から改善できます。
まずはセルフチェックとエクササイズで正しい姿勢を習慣化し、
慢性の痛みや筋バランスの崩れには鍼灸で根本ケアを。
「その姿勢、腰に悪いかも」と思った今が改善のチャンスです!
腰痛ケアは早めが肝心!
042-722-5885