記録的な暑さが続く2025年の夏。紫外線・汗・皮脂・睡眠不足…そのすべてが「抜け毛スイッチ」を押します。悪化を防ぐ鍵は、頭皮だけでなく全身の血流と自律神経バランスを整えること。そこで注目したいのが鍼灸治療です。
猛暑で薄毛が進む5つの理由
夏は汗と皮脂が増えるだけではありません。身体のリズムが乱れやすく、毛根へのダメージが蓄積しやすい季節でもあります。
- ①強烈な紫外線:頭皮のコラーゲンや毛包幹細胞を傷つけ、炎症・乾燥を引き起こす。
- ②汗と皮脂の過剰分泌:毛穴詰まり→毛根の栄養障害→抜け毛増加。
- ③脱水と血液ドロドロ化:水分不足で血流低下、頭皮への酸素・栄養が届きにくくなる。
- ④睡眠の質低下:暑さやエアコンの冷えで自律神経が乱れ、成長ホルモン分泌が減少。
- ⑤夏バテ食生活:麺類・冷たい飲み物中心でタンパク質・亜鉛・鉄不足に。
これらが複合的に作用し、「抜け毛の増加」「髪のコシ低下」「生え際の後退」といった変化が起こりやすくなります。
薄毛対策としての鍼灸治療:3つのメカニズム
鍼灸は「頭皮に鍼を刺すだけ」ではありません。全身の循環と神経系へ働きかけ、毛根が働ける状態を作ります。
- 血流改善
鍼刺激で末梢血流が上がり、頭皮への酸素・栄養供給が増加。特に首肩こりが強い人は頭部への血流が阻害されやすく、改善が鍵。 - 自律神経バランス調整
交感神経優位=血管収縮・睡眠質低下。鍼灸で副交感神経優位へ切り替え、育毛に必要な夜間の回復力を高める。 - 炎症と緊張の緩和
頭皮の微小炎症、咬筋・側頭筋の緊張、眼精疲労などを緩め、毛根へのストレスを減らす。
ポイントは「頭皮だけの局所対策+全身調整」を同時に行うこと。これが美容サロンのヘッドスパとの大きな違いです。
症例・よくあるお悩み
ケース1:30代女性/分け目が広がってきた
- 背景:在宅勤務で運動不足、冷房で体が冷え、睡眠が浅い。
- 施術:週1回×8回の鍼灸+よもぎ蒸しで体温・血流改善。
- 結果:抜け毛本数が減少し、3か月後には新生毛の発毛を確認。
ケース2:40代男性/夏場に抜け毛が急増
- 背景:ビール・麺類中心、汗でベタつくのに洗髪は1日1回以下。
- 施術:全身調整の鍼+頭皮鍼、食習慣の指導(タンパク質と亜鉛強化)。
- 結果:2か月で抜け毛量が安定、髪にハリが出たと実感。
※効果には個人差があります。医療機関での治療が必要な薄毛(円形脱毛症・内分泌異常など)の場合は併用を推奨します。
今日からできるセルフケアチェックリスト
- □ 1日あたり体重×30ml以上の水分を摂れている
- □ タンパク質(肉・魚・卵・大豆)を毎食意識する
- □ 22〜2時の間に熟睡できる環境を整えている(室温・湿度・照明)
- □ 紫外線対策:帽子+日傘+頭皮用UVスプレーを活用
- □ 汗をかいた日は必ずシャンプー、頭皮は爪でなく指腹で優しく洗う
- □ 首肩ストレッチや入浴で血流改善を習慣化
チェックが3つ以下なら要注意!鍼灸と合わせて生活習慣から整えていきましょう。
よくある質問(FAQ)
- Q. 頭皮に直接鍼をしますか?痛くないですか?
- A. 症状に応じて頭皮にも極細鍼を使いますが、痛みはほとんどありません。全身調整のみで対応する場合もあります。
- Q. どれくらい通えば効果が出ますか?
- A. 目安として週1回〜隔週で3か月(毛周期1サイクル)続けると変化を感じやすいです。個人差があります。
- Q. 育毛サプリやミノキシジルとの併用は?
- A. 併用可能です。サプリの吸収や薬の効果を活かすためにも血流と自律神経の調整は有効です。
- Q. 美容院でのヘッドスパと何が違いますか?
- A. 鍼灸は東洋医学的な全身評価のもと、自律神経やホルモンバランスにまで働きかけられる点が異なります。
当院の施術の流れ
- 問診・カウンセリング:生活習慣・頭皮状態・体質をチェック
- 全身調整の鍼灸:自律神経・血流・内臓機能を整える
- 必要に応じて頭皮鍼・温熱療法:局所の循環を改善
- セルフケア指導:食事・睡眠・頭皮ケアの具体策
ご予約・お問い合わせ
「猛暑の今こそ、抜け毛対策を始めたい」という方はお気軽にご相談ください。
LINE予約・WEB予約・お電話(042-722-5885)いずれも対応しております。