歪んだ体でピラティスをしても首痛・肩こりが改善しない理由とは?
「ピラティス=健康」と思い込んでいませんか? 半年続けても首痛・肩こりが変わらない――そんな30代女性の症例から、体の歪みを放置したままエクササイズを続けるリスクと、根本改善のためのヒントをお届けします。
目次
症例紹介:ピラティス歴半年・首肩が辛い30代女性
- 主訴:慢性的な首痛・肩こり(デスクワーク中心)
- 既往歴:特になし/痛み止めを常備
- 現在の運動:週2回のピラティス(グループレッスン)
評価で判明した“隠れた歪み”
- 頸椎の生理的カーブが平坦化 → 首を反らす動きが制限
- 腰椎の過前弯&骨盤の左右高さの差 → 片側に体重が乗りやすい
- 股関節外旋・内旋ともに制限 → 骨盤の回旋がうまく出ない
なぜ歪みを無視したピラティスでは改善しないのか
1. フォームが崩れ、負荷が痛む部位に集中
本来は全身を協調させるエクササイズでも、歪みによって動きが局所に偏り、首や肩に過剰な負荷が残ります。
2. 深部筋が働きにくく“代償運動”が起こる
骨盤が傾いたままでは体幹のインナーマッスルが入りづらく、代わりに僧帽筋上部や肩甲挙筋が頑張ってしまうため、慢性肩こりが継続。
3. 可動域制限が動きを“浅く”し効果を半減
股関節や胸椎が動かないと、ピラティス特有の伸びやかなモーションが出ず、血流改善も不十分に終わります。
「ピラティスが悪い」わけではない―歪みのリセットが先決
- 歪みチェック ▶︎ 姿勢評価や関節可動域テストで現状を可視化
- リセット施術 ▶︎ 鍼灸・整体で筋緊張と関節詰まりをリリース
- 再教育 ▶︎ 正しい軸でピラティスを再スタート
“整えてから動かす”――たったこれだけでエクササイズの効果は何倍にも跳ね上がります。
セルフで出来る歪み対策ワンポイント
- 起床後に首肩・骨盤をやさしく回すモビリティ運動 (各30秒)
- 長時間座位は45分に一度立ち上がり胸椎を伸ばす
- 左右差チェック:鏡の前で肩の高さ・骨盤の傾きを確認
まとめ
ピラティスは優れたメソッドですが、歪んだ体のままでは期待した結果が得られません。まずは体のバランスを整え、正しい軌道でエクササイズを行うことが、首痛・肩こり解消の近道です。
首痛・肩こりが改善しないとお悩みなら
当院では姿勢評価+鍼灸+整体をワンストップでご提供。体の歪みをリセットして、運動効果を最大化します。