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自律神経とは?
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」から成り、呼吸・血圧・内臓の活動などを24時間自動でコントロールしています。
日中の活動モードを司る交感神経と、夜間の休息モードを司る副交感神経がシーソーのようにバランスを取り合うことで、
人は安定した身体機能と心の健康を保てるのです。
自律神経が乱れると起こる代表的な症状
- 慢性的な疲労感・倦怠感
- 動悸・息切れ・めまい
- 頭痛・肩こり・首こり
- 不眠・中途覚醒・早朝覚醒
- 胃腸の不調(便秘・下痢・吐き気)
- 情緒不安定・イライラ・不安感
自律神経が乱れる5つの主要因
- ストレス過多 ― 長時間労働、人間関係の悩み など
- 睡眠不足 ― 就寝時間の不規則、スマホのブルーライト など
- 運動不足 ― デスクワーク中心で血行が停滞
- 食生活の乱れ ― 高糖質・高脂質・カフェイン過多
- 気候変化 ― 気圧・気温の急変、季節の変わり目
鍼灸で期待できる5つの効果
鍼灸はツボ刺激により自律神経のスイッチングを促し、身体が本来持つホメオスタシス(恒常性)をサポートします。
- 交感神経の過緊張を緩和 ― 筋緊張が解け血流が向上
- 副交感神経を優位に ― リラックス反応を誘導し睡眠の質が向上
- 内分泌・免疫バランスの調整 ― ホルモン分泌と免疫細胞活性を正常化
- 痛みの軽減 ― 内因性オピオイド放出で鎮痛作用
- 循環改善 ― 血圧・末梢血流が整い冷えやむくみも緩和
施術の流れと痛みについて
当院では初診60分(カウンセリング+脈診・舌診+施術)、
二回目以降は40分が目安。髪の毛ほどの細い鍼を用いるため、
痛みは「蚊に刺された程度」または「ほぼ無痛」と感じる方が大半です。
セルフケアと生活習慣のポイント
- 就寝1時間前にスマホ・PCをオフにし、照明を暖色に
- 朝起きたらカーテンを開け太陽光を浴びる
- 1日30分はウォーキングなどリズム運動を
- 白湯やハーブティーで身体を内側から温める
- 深呼吸や腹式呼吸で副交感神経をオンに
よくある質問
- Q. 何回で良くなりますか?
- A. 個人差がありますが、目安として週1回×4〜6回で変化を感じる方が多いです。
- Q. 鍼は衛生面で安全ですか?
- A. すべてディスポーザブル(使い捨て)鍼を使用し、感染対策を徹底しています。
- Q. 妊娠中でも受けられますか?
- A. 可能です。安定期以降は体調を確認しながら安全なツボを選択します。
まとめ
自律神経の乱れは放置すると慢性化し、心身にさまざまな悪影響を及ぼします。
鍼灸は副作用が少なく即効性と持続性が期待できる選択肢です。
不調を感じたら、セルフケアと併せてぜひ鍼灸治療をご検討ください。