産後は思わぬ不調に悩まされながらも育児をしなければならないので、心身の負担が大きくのしかかってくることがあります。

身体が資本です。よくある産後の不調について解説します。

腰痛

妊娠前と比べて10kg以上体重が増えることが多く、かと言って筋肉が増えている訳ではないので赤ちゃんを抱っこしながら生活をするので腰に負担が大きくかかります。

騙し騙し生活をしていても、ある時痛みで動けなくなることもあります。

そうなると普通の生活をすることすら困難になるので早めの治療をお勧めします。

首痛

肩こりと同時に首痛に悩まされる人も多いです。

日常的にスマホを使う機会も多く、下を向く姿勢が長くなることで肩こりから首痛になり場合によっては頭痛を引き起こすこともあります。

睡眠も十分に取れていないこともあるので目の疲れもあります。

しっかりと休養するために寝れる時にしっかり睡眠をとることで症状を軽減できます。

骨盤

出産によりお腹の圧力が低下して元の状態に戻るまでに時間を要します。

また、お腹が大きかったときの動きが偏っていたりすると重心バランスが崩れ骨盤と股関節に負担がかかり、動きが制限されることで骨盤のバランスが悪くなります。

放置しておくと恥骨痛ぎっくり腰坐骨神経痛になることもあるので注意が必要です。

むくみ

脂肪が落ちにくくなっていることもあり、循環が滞ることで体全体がむくみます。

特に下半身のむくみが戻りにくくなります。

むくみを解消するためには身体を動かして血流を改善すること、良質なタンパク質をしっかり摂ること、身体を温めて汗をかくことで改善されます。

生理前の心の揺らぎ

ホルモンバランスが安定していないことで生理前のような気分になることがあります。

次の生理が始まる前まで続く症状です。自律神経の影響もあり個人差がありますので焦らず心身を整えることを意識しましょう。

抜け毛

思った以上に髪の毛が抜けることに驚かれる方も多いです。それだけ体に負担がかかっている証拠なので養生が必要です。

東洋医学では髪の毛を「血余(けつよ)」と言います。血液の循環が重要になります。

発毛と抜け毛のサイクルが短くなっているので正常なターンオーバーに戻るように周りの協力を得て規則正しい生活を心がけるようにして下さい。

フェムゾーン

フェムゾーンに痛み乾燥を感じたり、様々な症状があります。

ホルモンバランスと体液循環の影響が大きいので骨盤周りをしなやかに保つことが大事です。

おへそを中心に左右の骨盤の動きを意識して血流を改善することで体液循環も促進されます。