超加工食品とは?
超加工食品とは、食品添加物や保存料、香料、着色料などが多く含まれた、高度に加工された食品のことです。具体的には、スナック菓子、清涼飲料水、インスタント食品、冷凍食品、ファストフードなどが該当します。
これらは「NOVA分類」という食品の加工度に基づく分類で最も加工度の高い「グループ4」に位置づけられています。
不妊症と超加工食品の関係
近年の研究では、超加工食品を多く摂取している人は、ホルモンバランスの乱れや栄養不足を引き起こしやすく、不妊のリスクが高まる可能性が指摘されています。
例えば、男性では精子の数や運動率が低下する傾向があり、女性では排卵やホルモン分泌の異常を招くこともあります。
また、超加工食品は糖質・脂質・塩分が多く、ビタミン・ミネラル・食物繊維など妊娠に重要な栄養素が不足しがちです。
妊活中に超加工食品を避けるべき理由
1. 精子・卵子の質を守る
抗酸化作用のある栄養素(ビタミンE、C、亜鉛など)は精子や卵子の質に影響します。加工食品ではこれらが不足しがちです。
2. ホルモンバランスを整える
超加工食品による血糖値の急上昇はインスリンの過剰分泌につながり、ホルモンの乱れを起こしやすくなります。
3. 子宮環境の悪化を防ぐ
食品添加物の過剰摂取や栄養バランスの乱れは、子宮内膜や卵巣機能にも影響を与える可能性があります。
加工食品に依存するほど不妊症に
不妊症に悩む人の中には、無意識のうちに超加工食品に依存しているケースが少なくありません。時間や気力に余裕がなくなると、手軽に手に入るファストフードやコンビニ食に頼りがちになり、それがさらに体の不調を助長するという悪循環に陥ることもあります。
まとめ
不妊症の背景にはさまざまな要因がありますが、食生活の影響は見逃せません。特に超加工食品の摂取はホルモンや栄養状態に悪影響を与え、妊娠しづらい体質をつくってしまう恐れがあります。
妊活中は、できるだけ自然な食品を選び、体の内側から整えていくことが大切です。