先日、本厚木院に68歳のお母さんを娘さんが連れて来院されました。
昨年末に肩関節を脱臼して以来、
痛みのために腕が挙がらないとのこと。
整形外科でリハビリを半年間続けたが、
前方挙上も90度に届きません。
いわゆる拘縮を起こしているのです。
拘縮とは関節周囲の筋肉や靭帯など軟部組織が萎縮して
伸縮性を欠いて動きにくくなってしまった状態です。
そのため肩関節だけでなく首の動きも左右差があるのですが、
本人は自覚がありません。
つまり動きにくい状態に慣れてしまっているのです。
1回目の施術は身体の軸を整えることを意識しました。
なぜなら肩が動かないからといって肩だけを施術しても改善しないからです。
半年間も整形外科でリハビリを続けたのであれば他に阻害要因があるからです。
すると、身体の軸を整えた結果、首の動きが左右広がりました。
腕を動かしてみると明らかに高く上がるようになりました。
他にも肩甲骨や肋骨にも問題がありそうなのですが、
一気に行うと負担が大きいので次回施術することにしました。
そして2回目は1人で来院されました。
話をしていたら孫が11歳になったコトを教えてくれました。
その孫は逆子で娘は私の鍼灸治療を受けて治ったから、
今度は母親を紹介してくれたそう
です。
えっ〜〜!
最初に言ってよ〜〜!!
娘の顔を見ても全然覚えてなかった…。
苗字も違うし…。
11年前から時の経つのを早く感じます。
前回、自宅で行う運動の宿題を出しておいたので確認してみると
しっかり出来ていました。
なので今回は肩甲骨と肋骨にアプローチして
さらに肩関節の可動域を広げていきます。
前と比べて症状が変化していることに気づきだすと
良くなる方向へ身体は変化していきます。
逆子鍼灸がきっかけのご縁を大切に健幸になるようサポートしていきます。